ワクチンはコロナ制圧への“切り札”
人類史にその名を刻んだ新型コロナウイルスの襲来から1年以上が経過しました。読者へのポジティブな発信を模索する中、昨年本ブログや広報みきコラムなどで世界各国で急ピッチで進むワクチン開発について触れました。その後数か月を経ていよいよ日本でもワクチン接種が開始されようとしています。人類がウイルスを克服するための免疫を獲得する手段の一つは実際にウイルスに感染し免疫を獲得することですが、最近発表された調査結果では日本人の抗体保有率はわずか1%以下で、大半の人が免疫を獲得していないことが明らかになりました。そうであれば、もう一つの手段であるワクチン接種がパンデミック終息への重要な切り札になってきます。ワクチン接種はあくまで個人の自由意志であり、また副反応などの報道に対して不安を抱かれる人もいますが、ワクチン接種は自分だけのためではなく、家族や周囲の人や他人のため、そして人類のためという意識を持って判断したいものです。
3月からは400万人以上の医療従事者がワクチン接種を受ける予定ですが、その中には私たち歯科医療従事者も含まれています。これまで日本国内の歯科医院で歯科治療を通じての新型コロナウイルス感染は一例も報告されておらず、感染対策に精通し対策を実施している歯科医院は安全な場所であることが認知されています。その上さらに私たち歯科医療従事者がワクチン接種を受けることによって、これまで以上に皆様に安心な気持ちで歯科医院を受診していただけるものと思います。院長
2021年02月22日 10:10