真田幸村と歯
歴史マニアや戦国ゲームファンの間で、イケメンヒーローとして絶大な人気を誇る真田幸村。だが実際の彼は、配流先の高野山から姉婿に宛てた書状に「歯など抜け申し候。ひげなども黒きはあまりこれなく候」と書いているように、大坂城入城の頃には歯周病の悩みを抱えた初老の武将だったようです。
しかしながら、孤軍奮闘巨大勢力に敢然と立ち向かい、徳川家康が死を覚悟するほどあと一歩のところまで追いつめた彼の生きざまが、後世の庶民たちから圧倒的な支持を受け英雄化されていったのですね。
(歴史マニアの院長より)