12月2日から現行の保険証からマイナ保険証(マイナンバーカード)に一本化されます。
例外的に、現在お持ちの現行の保険証は次の切り替え日までは利用できることになっています。また種々の理由でマイナンバーカード自体の発行手続きをが困難なためお持ちでない方には「資格確認証」が発行されます。それ以外の方は早めの手続きをお勧めします。
今や"デジタル後進国”と言われる日本ですが、保険証や免許証などの徹底したデジタル化によって未来に及ぶ莫大な行政コストを削減できる大きなメリットに我々は目を向ける必要があります。
以前にも述べたように、コロナの一時給付金申請の際に紙代や印刷代や郵送代や手作業での人件費など、アナログな工程に莫大で無駄な税金が投入されたことを忘れてはいけません。
今やほとんどの人たちがクレジットカード情報を登録し日常茶飯事のようにキャッシュレスでの支払いや電車・バスの乗り降り、ネット上での物品購入などをしている時代であり、ことさらマイナンバーカードだけを心配し忌避する理由は何もないでしょう。
「マイナカードは個人情報が入っているので持ち歩いて紛失したら怖い」などという声をよく聞きますが、同じく個人情報満載の運転免許証は持ち歩かないとクルマに乗れません。マイナカードは暗証番号や顔認証が一致しなければ悪用できませんが、むしろ簡単に偽造や不正使用できる紙の保険証や運転免許証のほうが紛失したら怖いはずですね。毎日のように投資詐欺やオレオレ詐欺などのニュースがありますが、本人認定しにくい紙の保険証を悪用する人も実際にいるのです。偽造やなりすまし使用などの不正防止のためにもデジタル化は必須の流れです。
マイナ保険証のほんのわずかなトラブルを切り取って一部メディアが過剰に不安を煽っていますが、私たちは誇大なネガティブ報道に惑わされないようにしなければいけませんね。
次世代の若者たちに莫大なツケを先送りすることのないよう、デジタル化推進に協力していきたいものです。 院長
2024年10月14日 11:52