職場や学校での歯みがきエチケット
今オミクロン株で日本中が大騒ぎですが、これをもってようやくコロナ騒動も終焉に近づいてきた感があります。もう少しの辛抱が求められる中で、職場や学校で昼食後の歯みがきの際のマナーに気を付けておきたいものです。複数の人が使用する洗面所などで歯みがきをする場合、飛沫を飛ばさない、洗面台を汚染しないといった配慮がウイルスを拡散しないためのエチケットと言えます。こういった共用スペースで歯みがきする際に気をつけておきたいポイントを考えてみましょう。
まず洗面所での密集を避けるために時間差で歯みがきできないか、工夫をしてみましょう。混み合う時間帯は避けて空いている時間にできるだけ1人で行うのが理想的です。もし同僚や友だちと一緒になった場合でも間隔をとっておしゃべりは控えましょう。
次にできるだけ飛沫を飛ばさないように口をできるだけ閉じてみがく「口閉じ歯みがき」を日本歯科医師会は推奨しています。「口閉じ歯みがき」のコツは、自然に口が開いてしまわないよう意識して口を閉じること、口唇や舌や頬の力を入れ過ぎないこと、前歯の外側は口をすぼめて唇で歯ブラシをおおうことなどです。また口を閉じにくい人はヘッドが薄型で短く、ネックが細い歯ブラシを選ぶほうが口を自然に閉じやすいです。
そして歯みがきの後のすすぎは、できるだけ低い位置から水を吐き出すと飛沫の抑制になります。口をすすいだ後はシンクに水をかけて洗い流してください。その際口周りに触れた手で周囲のものを触らないように気をつけましょう。蛇口のレバーやハンドルも次に使う人のために清潔にしておきたいものですね。 院長
2022年01月29日 12:08