三木市の高校3年生(18歳)までの完全医療費無償化がようやく実現
これまで三木市の医療機関の外来受診をした場合、他市の高校生は無料なのに対し三木市在住の高校生だけが窓口負担金を支払っていました。そもそも入院に至るような重症化を予防するために、外来受診の敷居を低くして軽症のうちに早期発見することが公衆衛生の基本のはずです。手遅れになって重症化すればその分かえって医療費の支出が大きくなってしまうわけで、残念ながら入院費無償化だけでは本末転倒の施策になっていました。以前にも書いたように、事業展開の際にはこういった“損して得取れ”という視点に立って一手先の布石を打つことも大切です。
ともあれ、三木市だけが遅れをとっていた施策の実施によって、懸念していた子育て世代の流出を多少なりとも防ぐことができればと願います。 院長
2024年02月22日 16:18