明けましておめでとうございます 2025年元旦

〈歯のはなし〉 アメリカ大統領と歯の健康
昨年はアメリカ大統領選挙が大きな話題の一年でした。大統領の任期2期8年は権力者の長期政権を認めないという民主主義的なメリットがありますが、その決定の経緯には次のようなエピソードがあったようです。
アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンは、2期8年終了後に3期目も当選確実の情勢であったにもかかわらず自ら出馬を拒否しました。実はワシントンは若いころから歯が悪く、在任時は上下に大きな入れ歯を入れていました。当時の入れ歯は現在ほど精巧で適合の良いものではなく、バネで上下のあごに押し付けて維持するような代物でしたので、常に歯肉の痛みや発声の困難を伴い演説にも差し支えるほどでした。
このような深刻な悩みを抱えた状態がワシントンの3選不出馬の理由と言われています。これを先例としアメリカ大統領の任期は2期8年が慣行となり、後年憲法に制定されました。歯の健康が少なからず大国の歴史に影響を与えたというわけですね
当院今年の年賀状より 写真は宮古島に咲くブーゲンビリア (院長撮影)
2025年01月01日 07:21