玉岡歯科・矯正歯科

厚労省の定める『口腔管理体制強化』『医療安全対策・感染対策』『在宅療養支援歯科診療所』などの施設基準をクリアしています。

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ウィズコロナ時代の口腔ケア ー逆転の発想ー

 この2年間、私たちの日常生活は3つの密(密閉・密集・密接)の回避、テレワークの推進、少人数での飲食や外出控えなど、あらゆるシーンで大きな変化を強いられてきました。こういった不慣れで新しい生活様式の中でわずらわしさを感じることも多い日々ですが、ここで発想を変えて世の中が大きく変わった今こそ健康づくりのチャンスと考えてみてはどうでしょうか?逆転の発想をしてみましょう。
 新型コロナウイルス感染症の拡大以降、「不思議と風邪をひかなくなった」「今まで毎年発熱する時があったがなくなった」という声を耳にします。実際インフルエンザの発症件数は昨シーズン極端に減少しました。また2020年の国内の肺炎症例はコロナ前の一昨年より2万人減少したということです。これはみんなが手洗いやマスク着用などの感染予防対策を徹底し、従来知らないうちに感染していた目に見えない微生物を防御できている結果ではないかと考えられます。コロナ禍によって逆の恩恵を受けているのかもしれません。
 また在宅時間が増加したことを逆手にとって、新しい健康づくりのきっかけにしていくのも一つの発想です。たとえばテレワークなどで外出時間が減ってしまいがちな生活の中で毎日プラス10分の身体活動を考えたり、食生活の改善や喫煙習慣の見直しをしてみましょう。歯と口腔についても、在宅時間が増えた今こそ毎食後と寝る前に十分な時間をとって歯みがきする習慣を身につけることができます。また歯間ブラシとフロスに時間をかけることや、受診控えすることなくかかりつけ歯科医院で定期的なメンテナンスを受ける習慣を心がけ、コロナ禍を健康づくりのチャンスに変えていきませんか? 院長
 
2021年12月04日 12:58

舌苔(ぜったい)のケアは絶対したほうがよいの?

日本のある口腔ケア用品メーカーL社が昨年3月に「舌みがき」について調査したところ、毎日舌みがきを行っている人は全体の29.9%という結果でした。毎日歯をみがく人は96.4%である一方で、舌を清掃する人はかなり少ないということがわかりました。
 舌の表面には舌苔(ぜったい)と呼ばれる白い苔(こけ)状のかたまりが付着します。これは細菌やはがれ落ちた舌の粘膜や食べかすなどが固まってくっついたものです。舌の表面には舌乳頭(ぜつにゅうとう)という細かい突起が無数にあり、これらのすき間にたまったものが細菌が繁殖するすみかになっているのです。
 舌苔は口臭の大きな原因であると言われています。口臭が気になる人にはぜひ舌みがきをお勧めします。また舌苔の細菌や歯の周りの細菌を放置しておくと、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高くなるという調査報告が世界各国から出されています。これはウイルスで炎症が起こった肺に細菌が2次感染し重症化してしまうためと考えられます。
 舌みがきには専用の舌ブラシを使用します。強い力で行わず優しくみがいてください。歯ブラシは毛が硬く舌のデリケートな粘膜を傷つけしまいますので使用は控えてください。舌ブラシの使い方は奥から手前方向にだけ動かします。前後に往復させると細菌を咽頭(のどの奥)のほうへ送り込んでしまう恐れがあるためです。
 新型コロナウイルスによるパンデミック発生以来、マスクをつける機会が増えたことやストレスの増加、人と話す機会が減っていることなどから人々の口腔環境が変化していることが推察されます。歯周のケアはもちろん、舌苔のケアも取り入れていただけたらと思います。院長
 
 
2021年12月04日 12:49

2年間のCOVID-19の研究調査で見えてきたこと

国内のワクチン接種が進みCOVID-19の猛威が徐々に収まりつつあるようです。コロナ禍も2年近くが経過し世界各国から多くの研究調査報告が出てきました。口腔を清潔に保つことがウイルス感染予防につながることについては再三述べてきましたが、それを裏付けるデータが次々と出てきています。たとえばアメリカ国立衛生研究所は、新型コロナウイルスは直接口腔の粘膜や唾液腺の細胞に感染することを明らかにしました。その中で新型コロナで死亡した患者の半数以上の唾液腺のサンプルから新型コロナウイルスのRNAが検出されたことを報告しています。また無症状感染者あるいは軽症感染者の唾液サンプルを検査した結果、唾液中に含まれる新型コロナウイルスが多い人ほど味覚障害が見られる傾向が報告されています。またイギリスの新型コロナ感染者約15000人の調査では、肥満かつ歯周病の症状がある人は入院や死亡のリスクが高いという結果が報告されています。さらに電子カルテが発達し患者個々の疾病の突合が容易であるカタールからの統計報告では、歯周病に罹患している患者グループはそうでないグループに比較して死亡する可能性(オッズ比)が8.81倍、ICU(集中治療室)での治療が必要となる可能性が3.54倍、人工呼吸器が必要となる可能性が4.57倍高かったという結果が出ています。
このように新型コロナウイルスと口腔との関係が徐々に解明され、これまで考えられていた以上に口腔ケアの重要性が示唆されてきました。単に歯周病の予防だけでなく、新型コロナの重症化防止のためにもぜひ口腔ケアを励行しましょう。 院長
 
2021年11月18日 12:32

診療用チェアが1台新しくなりました

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10月21日に診療用チェアが1台新しくなりました(タカラベルモント社製)。リクライニング時の不快感を軽減するシート、感染防止対策が施されたチェアでより快適な診療を提供します。1月にもう1台新品に入れ替えの予定です。乞うご期待
2021年10月21日 17:37

神戸発掘映画祭

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10月16日(土)から神戸映画資料館で、“幻の映画フィルム”の発掘映画祭が開催されます。
16日は院長亡父・玉岡忠大のフィルムコレクションの中から、戦時中の三宮闇市風景を撮影した珍しいフィルムなど数点が上映されます。
17日の上映前には院長実姉・作家玉岡かおるによるトークタイムがあります。ご興味のある方はぜひどうぞ。     院長
2021年10月03日 16:14

新作能公演「媽祖」

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玉岡かおる(院長実姉)原作・台本の新作能「媽祖」が来年4月2日に京都観世会館で上演されます。出演は能楽師の片山九郎右衛門さん、狂言師の野村萬斎さん他です。チケットは公演資金を募るクラウドファンディングでのみ入手可能で通常販売は行いません。
「媽祖」は疫病から人々を守る女神です。世の中に明かりを灯しコロナ禍に終止符を。
2021年09月16日 17:36

新刊本「帆神」

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玉岡かおる(院長実姉)の新刊本「帆神」が新潮社から発刊されました。江戸期の海運に革命を起こした快男児の堂々たる軌跡。
2021年09月16日 16:47

コロナ禍による受診控えを控えましょう ー学校健診結果からー

昨年実施された学校健診後の児童・生徒の受診状況について、全国保険医団体連合会から調査結果が報告されました。それによると、一昨年に比べて必要な受診ができていない児童と生徒が歯科・眼科・耳鼻科・内科の全科で増加していることが明らかになりました。未受診率は一昨年に比べて各科で3.1%~7.8%の増加となっています。この原因としては昨春に実施された全国一斉休校のために学校健診が大幅に延期されたことが一因と考えられますが、大きな要因は医療機関の受診による新型コロナ感染への恐れから受診控えする児童・生徒そして保護者が増えたためと考えられます。
受診控え以外の新型コロナによる影響についても、40.3%の学校が「影響があった」と回答しました。具体的には長期休校による運動不足が原因となって肥満の児童・生徒が増加したことや、同じく在宅時間が長くなったことでゲームやスマホ、S   N  Sに費やす時間が増えた結果、視力低下の児童・生徒が増加したことが挙げられています。歯科では要受診と判定された児童生徒のうち62.3%が未受診となっており、先述のとおりコロナ以前より未受診率が増加しています。またコロナウイルス感染拡大防止のために学校給食後の歯みがきの実施ができなくなったり、歯科指導の歯垢染色ができないといった声が養護教員から寄せられるなど、このままでは今後児童・生徒のむし歯や歯周疾患が増加していくことが危惧されます。
周知のとおりウイルス感染と肺炎の防止には歯と口腔を清潔に保つことが重要であり、受診控えはかえって自分の健康を損ねてしまいます。自分の身を守るために受診控えを控えましょう。  院長
 
2021年09月16日 16:24

新たな根管治療の機器を設置

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このたび医療機器メーカー・モリタが新開発した「ルートZX3」を設置しました。
歯の根っこの中の管(根管)の神経(歯髄)や感染している根管を治療する際に、狭窄してしまっている根管や細かく分岐している根管の治療に苦慮することがあります。今回のルートZX3は根管の内部や先端を焼灼して殺菌することによって治癒の精度を高めてくれる次世代型の機器です。今後のさらなる治療の精度向上に貢献できるものと期待しています。 院長

 
2021年08月15日 10:03

ロッテルダム国際映画祭 ~玉岡忠大フィルムコレクション~

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神戸映画資料館に寄贈させていただいた玉岡忠大(院長亡父)フィルムコレクションの中から、これまで現存しないと思われていた「海の宮殿」9.5㎜フィルムが発見され、6月開催のロッテルダム国際映画祭からの要請により出品上映されました。神戸映画資料館の皆さんに貴重なフィルムを発掘していただきました。(8月6日神戸新聞夕刊より)
2021年08月07日 16:33
玉岡歯科医院 〒673-0431
兵庫県三木市本町2-6-18
0794-82-9002 [診療時間]
09:00~12:30
14:00~18:30
[休診日]
木・日・祝日、土曜午後

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