玉岡歯科・矯正歯科

厚労省の定める『口腔管理体制強化』『医療安全対策・感染対策』『在宅療養支援歯科診療所』などの施設基準をクリアしています。

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昭和初期・新開地の映画館プログラム  〜玉岡忠大コレクションから〜

神戸映画資料館
「神戸映画資料館」にて、院長亡父・玉岡忠大コレクションの中から昭和初期の新開地映画館プログラムの展示が開催中です。
2021年03月11日 18:58

歯科医院でコロナ感染が1例もないのはなぜ?

1月に吉村大阪府知事がツイッターで「大阪府には5500軒もの歯科医院があるが、新型コロナのクラスター発生はゼロ。歯科医院は利用者がマスクをできない環境にあるにもかかわらず、驚くべき結果が出ているのは感染予防対策のたまものと思う。専門家には分析してもらいたい」という趣旨の発信をしました。確かにそのコメントのとおりで、3月時点においても依然として日本国内で歯科治療を通じての新型コロナ感染の発生は1例も報告されていないのです。なぜなのでしょうか?
その理由は、歯科医院では過去のウイルス性肝炎、HIV、新型インフルといった感染症の経験を経て、新型コロナが出現するはるか以前より標準予防策(スタンダード・プリコーション)を徹底しているからです。スタンダード・プリコーションとは、受診者の感染の有無にかかわらずすべての受診者が何らかの病原性微生物を保有しているものと想定し、日ごろから感染予防対策を標準レベルまで引き上げて受診者全員に対して実行するという考えです。具体的にはマスクやゴーグルを常時装着することや頻回の手指消毒、口腔に触れるごとのグローブの交換、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)による器具の滅菌や使い捨て材料・器具の使用、ハンドピース類の1回ごとの消毒、口腔外バキュームの使用といったさまざまな感染対策を講じていることが挙げられます。そういえば確かにコロナ以前には、歯科を除く他の診療科では必ずしもマスクやグローブを装着して診察する必要はありませんでした。
以上のことから歯科医院では新型コロナウイルスに対しても感染リスクが低く、安全な場所であると評価されるのです。むしろ感染を恐れるあまり受診を控えてしまうことによって、本来治療を要する歯周疾患やむし歯が悪化してしまうほうが避けるべきことですね。今後切り札となるワクチンによってきっと好転の兆しが見えてくるものと期待します。院長
 
2021年03月07日 08:36

創作オペラ「千姫」

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2000席超の大ホールやイベントホールを有する播磨最大のコンベンションセンター「アクリエひめじ」が今秋姫路駅前にオープンします。そのこけら落とし事業として12月11日(土)・12月12日(日)の両日、創作オペラ「千姫」が上演されます。原作は院長の実姉である作家・玉岡かおるの「姫君の賦」です。写真は清元秀泰姫路市長、作曲家の池辺晉一郎氏と原作者玉岡かおるの新春座談会です。乞うご期待。

2021年02月25日 17:46

ワクチンはコロナ制圧への“切り札”

 人類史にその名を刻んだ新型コロナウイルスの襲来から1年以上が経過しました。読者へのポジティブな発信を模索する中、昨年本ブログや広報みきコラムなどで世界各国で急ピッチで進むワクチン開発について触れました。その後数か月を経ていよいよ日本でもワクチン接種が開始されようとしています。
 人類がウイルスを克服するための免疫を獲得する手段の一つは実際にウイルスに感染し免疫を獲得することですが、最近発表された調査結果では日本人の抗体保有率はわずか1%以下で、大半の人が免疫を獲得していないことが明らかになりました。そうであれば、もう一つの手段であるワクチン接種がパンデミック終息への重要な切り札になってきます。ワクチン接種はあくまで個人の自由意志であり、また副反応などの報道に対して不安を抱かれる人もいますが、ワクチン接種は自分だけのためではなく、家族や周囲の人や他人のため、そして人類のためという意識を持って判断したいものです。
 3月からは400万人以上の医療従事者がワクチン接種を受ける予定ですが、その中には私たち歯科医療従事者も含まれています。これまで日本国内の歯科医院で歯科治療を通じての新型コロナウイルス感染は一例も報告されておらず、感染対策に精通し対策を実施している歯科医院は安全な場所であることが認知されています。その上さらに私たち歯科医療従事者がワクチン接種を受けることによって、これまで以上に皆様に安心な気持ちで歯科医院を受診していただけるものと思います。院長
 
2021年02月22日 10:10

災害時にこそ大切な口腔ケア

甚大な被害が発生した東日本大震災から来月でちょうど10年になります。死者約1万6000人、行方不明者は現時点でいまだに約2500人強という未曽有の大災害でした。以前本ブログや広報みき誌上で、身元不明遺体の身元確認に貢献した歯科医師の活動について述べました。今回は“震災関連死”と口腔ケアの関連性について詳述します。
1995年の阪神淡路大震災後から“震災関連死”という言葉がクローズアップされました。阪神淡路大震災では約6500人弱の死者を出しましたが、そのうち圧死などの直接死は約5500人で、それ以外の原因で震災後2か月以内に死亡した約900人強の方々が“震災関連死”と言われます。東日本大震災においても震災関連死は約3800人に達しました。その後の調査で震災関連死の大半が65歳以上の高齢者で、原因の約4分の1を占めたのが肺炎だったということがわかっています。極端な水不足の避難所生活の中で口腔ケアの不良が要因となり、誤嚥性肺炎を引き起こしたものと考えられています。震災発生直後には口腔清掃にさえ手が回らない状態が何日間も続き、歯ブラシも避難所にまったく届かず、また水不足の劣悪な環境の中できっちりとした口腔ケアが実行できないなどの理由によって、口腔内の細菌が爆発的に増殖してしまったことが容易に想像できます。
自然災害は今日明日にも私たちの身に起こるものと思っていなければなりません。もし万一私たちが避難所での生活を余儀なくされた場合でも、日ごろから口腔ケアの意識を高めておくことによって誤嚥性肺炎の発症を防ぐことができます。普段からかかりつけ歯科医院での定期健診を励行し、口腔ケアのスキルを身に着けておくことが大切ですね。院長
 
2021年02月22日 09:42

広報みき2月号

2月号広報
広報みき2月号のコラムは、医療費控除と歯科治療について掲載しています。
2021年02月05日 12:16

光学印象「口腔内スキャナー」を設置しました。

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当院に「口腔内スキャナー」を設置しました。これはカメラで歯型を採るという画期的な次世代型の機器で、日本国内の歯科医院ではまだ5%程度の使用率となっています。
従来歯型を採る時は、あのドロッとした材料を大きなトレーに盛って採っていましたが、本機器ではカメラで歯型を採るため不快な嘔吐感が皆無となります。そして画像データをネット経由で技工所に送信することにより、従来のような技工物を配送する手間が省け、それによって医療従事者の感染リスクも低減されます。さらには患者様ご自身の口腔内を表・裏・かみ合わせなど立体的な画像で覧いただくことができます。
ただし、現時点の医療保険制度ではすべての技工に対応できるものではありませんのでご了承をお願いいたします。 
 
 
2021年01月17日 12:01

広報みき1月号「令和の歯科医療の姿」

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広報みき1月号歯科医師会コラムです。
2021年01月03日 20:16

明けましておめでとうございます

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皆さま、あけましておめでとうございます。
昨年は人類史の1ページに“新型コロナウイルス”の名が深く刻まれる1年となり、我々は防戦一方の散々な日々を強いられました。しかしながらパンデミック発生から約1年を経て、ウイルスの性質や態様がある程度見えてきました。これまでの歴史上において、ジェンナーによるワクチン接種の発明やフレミングによる抗生物質の発見、電子顕微鏡の発明、抗ウイルス薬の開発などにより、天然痘や結核、HIV、肝炎ウイルスなど、微生物との戦いをことごとく制圧してきたのが我々人類です。きっと新型コロナウイルスを克服する日が訪れ、近い将来私たちに再び明るい日々が戻ってくるものと信じます。
さて昨年の三木市発行「広報みき」に、「微生物と人類の戦い」と題し8話連続で私が執筆を担当させていただきました。もしご興味のある方がございましたら三木市HPでバックナンバーを検索していただくことができます。また本ブログにも新型コロナに関しての雑感など記しています。いずれもヒマつぶしにご覧いただければ幸いです。院長
    
追記:“働き方改革”の一環として、1月から診療終了時刻を18:30に移行させていただきますので何卒ご了承をお願いいたします。 
 
2021年01月01日 00:02

指定感染症を考える ーその2-

以前このブログで指定感染症の功罪について記述いたしました。現在コロナウイルス感染症は、致死率の非常に高いエボラ出血熱やペストなどと同等の指定感染症1類あるいは2類相当とされているため、ひとたび感染した場合には入院勧告し、従わない場合には強制入院や就業制限などの措置がとられます。
コロナの陽性者は圧倒的に無症状者や軽症者が多いためホテルや自宅療養もありますが、65歳以上や基礎疾患のある方はたとえ無症状でも病院への入院措置がとられています。ウイルスが好む低温の冬になり、こういった方々の爆発的な急増が病床数の不足を招き病院を圧迫しているわけです。また病院の医療従事者にひとたび陽性者が出れば、濃厚接触者はたとえ陰性でも一定期間病院で働けなくなります。以上のようなことが大きな要因となって、現在メディアが大騒ぎしている“医療崩壊”が迫っているのです。
これまで何度も本ブログで述べたように、インフルエンザは毎年国内で1000万人以上が罹患し多くの小児を含む3000人以上が亡くなりますが、医療の逼迫は生じていません。なぜなら季節性インフルエンザは指定感染症5類で、強制入院や就業規制などの措置がないからです。コロナ感染であればたとえ軽症者であっても入院させ、何人もの医療従事者が全員防護服を着て厳重に対処しなければならないという現在の状況がこのまま続くと、たとえば心筋梗塞や脳血管疾患や交通事故など他の重篤な急性期疾患の患者さんたちの生命を救うことができず、まったく本末転倒で不幸な結果を引き起こしかねません。
12月17日のTV番組「報道ステーション」の中で、最前線でコロナ治療に当たっておられる日本赤十字社医療センター呼吸器内科の出雲医師が「季節性インフルエンザと同等の指定感染症5類にレベルを下げるべき」と述べられていました。政治家や感染症専門家はこういった現場の臨床家たちの意見に耳を傾け、ぜひ勇気を持って議論してほしいものです。 院長
2020年12月24日 16:50
玉岡歯科医院 〒673-0431
兵庫県三木市本町2-6-18
0794-82-9002 [診療時間]
09:00~12:30
14:00~18:30
[休診日]
木・日・祝日、土曜午後

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